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イノセ宝石 110年の歩み

栃木県宇都宮市にて明治時代に創業した飾り屋「さのや」が当社の前身です。
その後、戦争をはさみ群馬県太田市に移ってから2代目の佐兵衛が飾り職人として技術を磨きました。
3代目の貞雄がそれを受け継ぎ、東京での修業の後イノセ宝石貴金属をはじめました。
現在も専門職人が毎日当社2階のアトリエで制作にあたっております。

宝飾品の加工制作は私たちにとって「これしかない大切な仕事」です。

初代  猪瀬佐四郎  明治36年(1903年) 栃木県宇都宮で飾屋「さのや」として創業
二代目 猪瀬佐兵衛  昭和16年(1941年) 群馬県太田市に移る 「猪瀬工芸」設立
三代目 猪瀬貞雄   昭和51年(1976年) イノセ宝石貴金属有限会社設立
           平成20年(2008年) イノセ宝石株式会社を設立                 

初代 猪瀬佐四郎 作

銀煙管と簪3点(明治41年~昭和初期に制作された品)


銀の煙管はとても重厚に作られています。当時の製品は全て鍛造です。
簪もそれぞれ当時の作りですが、細身ながらしっかりとした作りになっているのも、鍛造ならではといえます。

二代目 猪瀬佐兵衛 作

リング5点と帯留め(昭和25年~30年代に制作された品)


髪飾りや帯留めなどを制作していた時代から、リングやペンダントなど宝飾品が制作され始めた当初の品です。
現代の宝飾品の多くは鋳造によって制作されますが、当時はまだ鍛造でした。繊細さは鍛造ならではです。
リングに入っている柄なども、現在では彫り専門の職人が行う場合が多いのですが、当時は全て一人で加工していたそうです。

三代目 猪瀬貞雄 作

リング2点(昭和50年頃制作)


現社長(貴金属装身具製作一級技能士)制作リング。
鋳造による製造が一般化しつつある頃に制作された手作りリングです。